座臥遊

1日だけの文房です。

場所は、宇治にある万福寺の西方丈です。
江戸時代初期、中国からやってきた禅宗の高僧である
隠元和尚が住していた部屋で、1日亭主をさせていただきました。



庭に面して文房飾りです。

唐木の小机上には端渓老坑の板硯
硯上には、民国初頃の紅釉水盂と玉製墨床
老胡開文製の古墨を添えて。

筆は中国清代の螺鈿筆
腕枕は精緻な山水画刻された古竹
水田竹圃の画帖に霊芝の書鎮
硯屏の代わりに石を飾ります。

机上瓶は清代景徳鎮、瑠璃釉の梅瓶
桜蓼を数軸挿して。

机横の卓には、山居から持参したキジョウロホトトギスの鉢を一つ添えました。



室内には、まだ葉色が微かに残った敗蓮を
刳り貫き盒子に飾り、微妙な秋の装いを楽しみます。



その向こうには夕顔(瓢)棚を使った煎茶器です。
その他、石榴、ノカリヤスや野菊、ゲンノショウコウ・・・寄せ植えの盆栽。



日が少し傾き始めました。
そろそろ客人が訪れます。

皆川 淇園書の対聯を掛け、
爵に線香をを立て、待つことにしましょう。

「斜影千尺長 鵞涓渓上有」

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